島田珠代の起源 – 笑いへの最初の一歩
現在53歳で芸歴35周年の島田珠代さんは、高校3年生から吉本に所属して活動しているそうですね。NSCには行っていないのですが、NSC6期半ぐらいの人と同期になるそうです。
月亭方正さんが同期でため口で喋ったりできるそうですね。かなり古株で大御所と呼ばれても良い立ち位置ですよね。
島田珠代/ダウンタウン・タモリ共演も通用せず…/結婚直後 夫が末期がん/余命5年で娘と引き離され…
大阪出身の島田珠代さんですが、両親は大分県出身なので島田珠代さんは変な関西弁になっているそうです。
父親は大阪の大学に進学してそのまま大阪の貿易会社に就職したそうです。その関係で小学校6年生まで島田珠代さんは上新庄で育ったそうですね。
その後、吹田市に引っ越しをして過ごした島田珠代さんですが、幼少期に人見知りな性格で外ではまったく喋らなかったそうです。今の姿からは考えられないですよね。
その代わり家の中ではギャグをしたり面白い事をするのが好きだったそうで、島田珠代さんに転機が訪れたのは小学校2年生の時だったそうですね。
書道の時間に先生が島田珠代さんの字が綺麗で凄く褒めてくれて、それが嬉しくて自分に自信が付いたことで家でやっていたギャグを学校でするようになったそうです。
そこからクラスや学校で人気者になって人見知りを克服したそうです。こどもの性格が変わるきっかけなんてほんの些細なことからなんですね。
父親が面白い人で、家でおかしな踊りをして笑わせてくれていたことから影響されて、島田珠代さんも真似してやっていたことが学校でも人気者になる役に立ったそうです。
ドリフやひょうきん族が流行っていた時代なので、島田珠代さんも小学校3年生の時にはお笑い芸人になるのが夢だったそうですね。女性で芸人が夢なのは当時珍しかったでしょうね。
島田珠代とダウンタウンの出会い – 運命の転機
島田珠代さんにとって人生の大きなターニングポイントになったのはダウンタウンさんと出会ったことだそうです。
女子高に通っていた島田珠代さんは学校でギャグをしたりして面白い学生だと人気者だったそうです。小学生の時からずっと変わらないんですね。
すると、友達がダウンタウンさんの『4時ですよ～だ』という番組の『かかってきなさい』という素人が出れるコーナーに勝手に応募してしまったそうです。
そこで番組に出て一発芸で優勝したことで運命が変わり始めたそうですね。昔は芸人の数も少ないし女性で振り切った笑いができる人って重宝されたでしょうからね。
その後、吉本の社員から『2丁目ジュニア探検隊』というオーディションがあるから出ない？という誘いを受けて思い切って受けに行ったそうです。
100組程度の中から合格して新人お笑いコーナーのレギュラーを勝ち取ったという事なので、まだ学生なのに凄いですよね。
レギュラーになったことで学校に通いながら毎週火曜日と金曜日に1人コントを披露しなければいけなくなった島田珠代さんでしたが、上手くいかずにパニックになってしまったそうです。
今まで学校で気楽にギャグをしていただけだったのに、構成を自分で考えてしっかりネタとして披露するのが難しすぎたそうですね。
せっかくレギュラー入りしたものの本来の自分の姿を見失ったような感じになったそうです。普通の一般学生がいきなりそんなことをやるのは厳しいでしょうね。
そんな状況でもラジオ大阪の『2丁目ダウンタウン』というラジオ番組のアシスタントに高校3年生ながら選ばれたそうです。
当時のダウンタウンはアイドル的な人気が凄かったそうで、女の子らしい感じでいたらファンからも嫌われたり狙われて危ない目にあうと危機感を感じたそうですね。
だから一切可愛らしい芸風はしないようにして、女性ファンの嫉妬をかわすために下品な芸に磨きをかけることにしたそうです。学生でかなり苦労してますよね。
島田珠代さんはあまりにも精神的に追い込まれた時にはラジオの放送中に「私もう無理かもしれないので辞めます」と発言したこともあるそうです。
すると松本さんは何も言わなかったそうですが、ラジオ放送中は浜田さんが「辞めろ！辞めろ！」とツッコんだりしながら笑いに変えていたそうです。
そして、ラジオ放送が終わって今後どうしようか悩んでいた島田珠代さんに松本さんが「俺らも売れてない時あったし諦めんなや」というような優しい声を掛けてくれたそうです。
それで辞めるのを思いとどまって芸人を続ける決意をしたそうですね。飛ぶ鳥を落とす勢いのダウンタウンに言われたら嬉しいでしょうし松本さんも優しいですよね。
女芸人として続けていくことにした島田珠代さんが芸人としての地位を安定したものにしたのが吉本新喜劇の舞台に出るようになってからだそうですね。
吉本新喜劇での再起 – 島田珠代の輝き
当時の2丁目劇場の支配人が今では吉本興業を勇退した大崎会長だったそうです。
大崎会長が吉本新喜劇に移動になったタイミングで「新喜劇やめよっカナ？キャンペーン」をやってガラリと流れを変えたいという話をみんなにしたそうです。
その時に島田珠代さんも新喜劇のメンバーに加わったそうですね。それが本当に島田珠代さんにとって良かったそうです。
吉本新喜劇は台本があってストーリーは作られているので、自分の役割の時だけ強烈なインパクトを残して全うすれば良いので島田珠代さんにもってこいの仕事だったそうですね。
構成などを考える能力がなかった島田珠代さんにとっては吉本新喜劇の舞台は天国のような仕事になったそうですね。これは島田珠代さんも強運を持ってますよね。
「新喜劇やめよっカナ？キャンペーン」は大崎会長が新喜劇のメンバー新旧交代を狙った奇策で、若かりし頃の大崎さんが進めた吉本新喜劇改革だったそうです。
ベテランの芸人たちに座長を辞めてもらって若手に入れ替えていくという大胆な改革だったんですね。吉本で大崎会長がカリスマと言われるゆえんですよね。
やはりベテラン芸人との衝突はあって岡八郎さんや花紀京さんは怒って新喜劇から去ってしまったそうです。どの業界も世代交代はつきものですよね。
それでも多くのベテラン芸人さんは残ってくれて若い芸人とタッグを組んで吉本新喜劇を盛り上げたそうです。それが大当たりして新喜劇の来場数もうなぎ上りだったそうですね。
今田耕司さんと東野幸治さんが本当に上手く若手とベテラン芸人の橋渡しをこなしたそうで、どちらにも損が無いように新喜劇で振舞ったそうです。
吉本新喜劇で知名度が徐々に上がっていった島田珠代さんは、21歳で『笑っていいとも！』の金曜日レギュラーにも大抜擢されます。
朝4時の始発で新幹線に乗って東京でいいともに出演して、吉本新喜劇2回目公演の17時には間に合うように大阪に帰ってこなければいけないスケジュールだったそうですね。
しかし、ここでも挫折を味わったそうで、大阪で培ってきた武器が一つも通用しなかったそうですね。いいともは生放送ですし周りとの掛け合いとか難しそうですよね。
いいとものレギュラーが終わった時はホッとした反面で、自分の実力のなさが悔しかったそうです。吉本新喜劇ではスターですからプライドもありますよね。
その後すぐに『ダウンタウン汁』の番組にレギュラーでメンバー入りしたものの、全く上手くいかない現状に悩んで自分から番組にリタイヤを申し出たそうです。
番組から戦力外通告をされる前に自分から辞めると言い出すのは余程精神的に辛い現場だったんでしょうね。あの時代のダウンタウンがお笑い界でカリスマすぎたのはあるでしょうけどね。
そこから新喜劇に力を30年間注ぎながらも自分は素人芸がウケていたというのをもう一度自覚して、新喜劇以外では肩に力を入れすぎず素人芸で出演しようと決めたそうです。
愛と家族 – 島田珠代の人生の転換点
吉本新喜劇に心血を注いでいた1998年に島田珠代さんは吉本の社員と結婚することになります。芸人として悩んで心が疲弊していた島田珠代さんを救ってくれた人だそうです。
幸せではありましたがしばらくして旦那さんが東京に転勤になったそうです。島田珠代さんはNGKで新喜劇の舞台に出たいので別居することになったそうですね。
2年間別居婚状態が続いたそうですが、東京に「ルミネTHE吉本」ができることになったので島田珠代さんはNGKを離れて東京でルミネ芸人になることに決めたそうです。
結婚を機に拠点を東京に移すことになった島田珠代さんでしたが、旦那さんの仕事と生活リズムがまったく合わなかったそうです。
島田珠代さんは夜には家に帰れるのですが、旦那さんは夜中まで仕事があってほとんど一緒に夜ご飯や朝ごはんを食べることもできなかったそうです。
さらに島田珠代さんはヤキモチ焼きで、旦那が仕事で帰りが遅くなっていても浮気しているんじゃないかなど疑ってしまい喧嘩が絶えなかったそうですね。
そうなると島田珠代さんとしてもこの状況なら一緒にいる意味もないんじゃないかと考えるようになり、子供もいないし結婚生活8年で離婚することに決めたそうです。
離婚してバツ1になった島田珠代さんでしたが、そこから1年後に名古屋で放送されている昼ドラ「湯けむりウォーズ」に出演する仕事が決まったそうです。
そこにいた小道具を担当しているスタッフさんと交際をスタートすることになって、島田珠代さんは東京に住んで名古屋と遠距離恋愛だったそうですね。
母として、芸人として – 島田珠代の現在と未来
その男性と34歳で2度目の結婚をして名古屋で同居をスタートさせて、36歳の時に妊娠したそうです。無事に元気な娘さんを出産して幸せいっぱいだったそうですね。
しかし、そこから1年後に旦那さんの直腸がんステージⅣが見つかってしまったそうです。娘が生まれて間もなく夫の末期がんが発覚してしまうのは辛いでしょうね。
夫は余命5年を宣告されてしまい、それによって島田珠代さんは自分がしっかり働かないと家族が生きていけないと気合を入れたそうです。母は強しですよね。
大阪の新喜劇なら公演回数も多くて安定した収入を確保できるので、それを機に家族で大阪に移住することを決断したそうです。
大阪に移住してから旦那さんも抗がん剤を飲みながら働いてはいたそうですが、抗がん剤の副作用もあってあきらかにイライラしている日々が続いたそうです。
島田珠代さんはそういう旦那と協力しながら生活していましたが、衝突する機会も増えてしまったことで旦那が離婚して3歳の娘を連れて名古屋に帰ると言い出したそうです。
余命5年を宣告されている夫は残りわずかな人生を娘と過ごしたかったそうですが、島田珠代さんは旦那がやっていけるのか不安なのと娘と離れるのもかなり嫌だったそうです。
それでも夫の意志を尊重して離婚の形をとって、そこから月に2、3回娘に会うという生活スタイルになったそうですね。娘さんもお母さんと離れたくなかったでしょうね。
旦那は働きながら娘さんと2人暮らしでしたが、近くに親も住んでいたそうで親にも協力してもらいながら娘さんを育てたそうです。
そんな状況でなんとか大阪と名古屋でお互いに生活は成り立っていたそうですが、旦那さんの両親が両方とも立て続けに亡くなってしまったそうです。
抗がん剤治療を続けながら働いている旦那さんの体調も日々少しずつ悪くなっていくような状態で娘を1人で育てていくのは厳しいと感じた島田珠代さんは母親に相談したそうですね。
すると、父親が亡くなって1人で大阪に住んでいる母親が名古屋に行って旦那と娘と3人で暮らしをしてくれる話になったそうです。なかなか珍しい形ですよね。
実は母親と旦那はもともとあまり馬が合わなかったそうですが、母親は島田珠代さんの為なら我慢できると3人生活を選んでくれたそうで、3年間母親が娘を見ながら生活したそうですね。
体調の面もあったので嫌とは言えなかったのもあるでしょうけど、旦那さんが3人暮らしを強引にも拒否しなくて良かったですよね。
余命5年を宣告された旦那さんでしたが、娘が小学6年生が終わる頃に旦那が他界したことでそこから島田珠代さんに娘の親権が返ってきて一緒に住むことができるようになったそうです。
月に何度かは娘さんと会っていた島田珠代さんでしたが、久しぶりに同居生活になった最初の1年間はお互いに気を使い合うような少しぎこちない親子関係だったそうです。
しかし、娘さんが中学2年生の時に初めてつかみ合いの大喧嘩をしたそうですね。親だから怒って当たり前と思っていた島田珠代さんは娘さんに怒ることも多かったそうです。
娘さんも反抗期に突入したこともあって怒られた時に我慢が出来なかったそうですね。娘さんは島田珠代さんと会話することもご飯を一緒に食べることもしなくなってしまったそうです。
そしてある日、娘さんから「私はおばあちゃんと住む」と言って、亡くなった旦那さんと3人で暮らしていた島田珠代さんのお母さんと少しの期間住んでいたそうです。
あまりにも悲しかった島田珠代さんは数日してから娘さんとしっかり会話をしてまた一緒に住むように戻れたそうですね。子育ては難しいですよね。
余命5年を宣告された旦那さんは11年間生きたそうで、娘の一番かわいい時期に一緒に過ごしていたのもあって島田珠代さんはそこを知らないのも辛いところですよね。
そんな自分が悲しい状況でも新喜劇の舞台に出る時はお客さんを笑わせる為に悲しい姿を見せれないので、お笑い芸人は気持ちの切り替えが大変な職業ですよね。
島田珠代さんは今後ずっと吉本で可愛らしいブスとしていじられ続ける人生にしたいそうです。世間ではブスはいけない言葉ですが、吉本ではブスの方がプリンセスだそうですね。
いかにブスと言われても可哀そうな感じに見えないようにやり続けるかを常に考えているそうです。女性のお笑い芸人は本当に特殊な職業ですよね。
コメント