益田裕介とユーチューブ:45万人のフォロワーと彼のコンテンツの影響
ユーチューブチャンネル『精神科医がこころの病気を解説するCh』が登録者45万人を突破した精神科医の益田裕介さんはユーチューブをやり始めて3年程になるそうですね。
開業6年目の病院を運営しながらユーチューブチャンネルを開設したそうですが、患者さんの要望で病気の説明をユーチューブでして欲しいと言われて始めたそうです。
数年前までは発達障害の患者さんを診察することが多かったそうですが、ジャニーさんの性加害問題をユーチューブで取り上げたことで、幼い頃に性的虐待にあったなどトラウマのある患者さんがすごく増えたそうですね。
過去に性的虐待にあっていたことを初めて告白する患者さんは多くいるようで、実際にはトラウマがあっても恥ずかしさなどで誰にも言えない人がほとんどみたいですね。ジャニーズの人たちもそうなんでしょうね。
ジャニーズ問題でトラウマ患者激増/2600万の違約金払い自衛隊医辞め…/精神科医YouTubeで45万登録/益田裕介
益田裕介が解説する発達障害と社会の認識
発達障害の中には、ASD(アスペルガー症候群・自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠陥・多動症)、LD(学習障害)の3つが主にあるそうです。3つは合併していることがよくあるので診断の判断は難しいそうですね。
ASDはコミュニケーションが極端に苦手な人で、学者のようなイメージがありオタク気質だそうです。拘りが強くて収集癖があるなど一つのことに特化している人ですね。
ADHDは、とにかく忘れ物やミスが多い人ですね。遅刻をよくしてしまう人も含まれるそうです。最近はユーチューブで自分がADHDだと公表する人も増えましたよね。
LDは、特定の事だけできない人だそうです。文字が読めない書けないとか、算数だけができないなどですね。人は一長一短なので一概に悪い事でもなかったりしますけどね。
イーロンマスクなんかは自分がアスペルガーだと公表しているんですよね。才能があって天才と呼ばれる人たちに多いそうです。こういう人がいる場合は、偉大な成果を出す一方で周りも大変だそうですね。
こういった天才と結婚したパートナーはカサンドラ症候群になる人が多いそうです。相手を理解できなかったりするので疲れてしまって鬱のような状態になるそうです。パートナーも覚悟しないと大変ですね。
発達障害の症状が重い人は障害年金をもらうこともできるそうで、一般社会でフルタイムで働くことが無理な人もたくさんいるそうです。基本的には先天的ですが、社会に出てから問題が表面化することは多いそうです。
益田裕介の生い立ちと医師としての道
学生時代は好き勝手できて問題なかったのに、社会人になって会社員になると好き勝手できない状況になり上司からめちゃくちゃ怒られて鬱になる人も多いそうですね。
また、結婚して夫婦になった途端に家庭でやることが増えたり、子育てが入ってきたりして思うようにいかず問題が表面化して鬱になる人も多いそうです。つまり社会に出るまで発達障害に気付かない事例が多いんですね。
双極性障害なども遺伝子+環境で発症するそうです。もともと脳の脆弱性などがあり、そこに環境ストレスが加わって発症することが多いそうですね。
胃がんになりやすい人は胃が弱いし、心筋梗塞になりやすい人は心臓がもともと弱いのと同じで、ストレスに弱い脳と強い脳があるそうです。弱い脳だと鬱っぽくなってしまう鬱家系なんかもいますよね。
精神の問題を抱えた患者さんを多く診察してきた益田裕介さんは香川県の高松市出身だそうです。
子どもの時は親が転勤族で2年ごとに転校していたそうですね。転校が多かったので友達ができづらくて学校では陰キャだったそうです。
当時は榊原事件とかオウム真理教がテレビで話題になっていたらしく、そういった話題に影響された益田裕介さんはインターネットでアングラサイトをよく読んでいたことで、心理学やフロイトに興味を持つようになったそうです。
頭は良くなかったので医学部に行くことは考えていなかったそうですが、高校3年生の時に『ドラゴン桜』を読んで参考書を買って勉強したら成績がかなり上がったので東大を受験したけど落ちたそうです。
益田裕介さんは影響されやすい人なんですかね。
益田裕介の学生時代と自衛隊での経験
東大に落ちて浪人している時に予備校の寮に入ったそうですが、そこの寮監が元自衛官だったそうです。その人に「防衛医大というのがあるから受けてみたら?」と言われて受験したら見事に受かったそうですね。
防衛医大というのは自衛隊がやっている医大で、防大の医学版みたいな感じだそうです。普通の医大と同じ防衛医大に6年通った益田裕介さんは精神医学が好きだったので精神科を選んだそうです。
卒業後、自衛隊仙台病院と東北方面衛生隊の仕事を掛け持ちでやることになるそうですね。東北方面衛星隊の仕事は、東北の自衛官の健康診断や訓練に一緒に行って保険の先生をするそうです。
自衛隊には虐待された経験があるなど家庭環境に恵まれない人も結構入ってくるそうで、そういう人の心のケアもしていたそうですね。自衛隊の中でいじめも多そうですよね。
幼少期や家庭環境のトラウマがきっかけで部隊の中で暴れたり喧嘩をする人もいるそうです。暴れている時点で規則的にアウトですが、精神疾患があるから情状酌量の余地があるなどの話に関わるようですね。
益田裕介と精神医学の進化
益田裕介さんは2年間東北方面衛生隊で仕事をした後に、防衛医大に戻って専門研修を2年間やったそうです。専門医を取ったりして30歳前半で一人前になる精神科医が多いそうですね。
40年前の精神科は統合失調症のような人ばかりを見ることが多かったので、精神科医の仕事は病名を付けて入院しても暴れないようにするだけで良かったそうです。
統合失調症はドパミン系の異常で幻覚妄想が出現するそうですね。幻聴が聞こえたり、盗撮されていると感じたり、インターネットで監視されているという妄想を抱くそうです。
違法薬物で疑似的統合失調症になるパターンもあるそうで、覚せい剤をやっていると同じような幻覚妄想が起きるそうです。医学部のラットモデル実験で、統合失調症モデルを作る時は覚せい剤を打つそうですね。
益田裕介さんが開業した当時は働き方改革の前だったので長時間労働の人が患者さんで多かったそうです。精神的に疲弊した会社員が顧客で、夕方から夜の時間にあたる16時から22時まで診察していたそうです。
パワハラ、セクハラ、サービス残業のブラック企業全盛期だったんですね。しかし、電通の過労自殺事件があってから世の中が変わって行ったそうで、働き方改革もあって夜に来る患者さんが減ったそうです。
その後、コロナも始まって少し仕事に時間ができたので心の病気を解説するユーチューブ動画に力を入れてみると、動画需要も高まっていたのか動画を観た発達障害の患者さんも多く来るようになったそうですね。
発達障害の患者さんが診察に来てくれることは精神科医として嬉しい事ではあるのですが、発達障害の治療は薬とカウンセリングだけでは良くなるものではないそうです。
本当は福祉とかと連携して職業訓練などをした方がいいそうですね。特に今の時代は患者さん同士のピアカウンセリングのような当事者同士だったり、親同士の繋がりの方が求められているような気がしているそうです。
専門家と内的な深い話をするよりは、もっと現実的な解決策をいろんな人から聞きたいというニーズの方が大きいと感じているそうですね。そういう出会いの場を作った方が社会的意義は大きいと思っているそうですね。
そういった意味でもユーチューブで多数の人が視聴して色々なコメントが目にできるのは良いかも知れませんね。
益田裕介の開業医としての視点と社会への提言
あまり大きな声では言いたくないそうですが、精神科医も人がやることなのでピンキリだそうです。
精神科医の中には患者さんと結婚してしまう人もいるそうですが、心のサポートに入っているのに恋愛になるというのは洗脳に近いところもあるそうですね。国際的には医師免許を取り上げても良いくらいの話だそうです。
社長が部下と不倫関係になるよりも酷いそうですね。確かに心から信頼している人に言われたらなんでも信じてしまいますし、それを利用する悪徳精神科医もいるでしょうね。
ジャニーズや宗教のような精神的に洗脳されるようなことから逃れるためには外部の人と会話する必要があるそうです。逆に言えば外部の人と連絡を断てば洗脳できるそうですね。
益田裕介さんがジャニーズの性加害問題をユーチューブで取り上げた時は反響が大きかったそうですが、テレビ局も雑誌もみんながグルだというのを自分はメディアとか関係ない立場だから言えるそうですね。
心が病んでいる時は精神科医に行くのはオススメだそうです。専門家と5000円程度で細かなところまで話をできるのはかなり安いとのことですね。
どこの精神科に行こうか迷っている人はホームページが普通の所に行くのが良いそうですよ。「魂を治す」とか書いてるところはヤバいので止めるのをオススメするそうですね。
他にも「脳波で診断がつきます」とか書いているところも危険だそうですね。また、高いサプリが売ってるのとかもよくないそうですよ。
さらに、口コミが何百件とかあるところは結構偽造されていることが多いそうです。逆に良い先生の所は口コミや評価が低いところが多くなることが多いそうですね。
患者さんにしっかりとダメと言ってるから評価が意外と低かったりするそうです。レビューは患者さんに優しくすれば評価が高くなる傾向があるからしっかりした基準とは限らないそうですね。
確かに心が病んでいる人が強く否定されたり注意されたら、精神が弱っているから低評価付けたり悪いコメント書いたりしそうですよね。
益田裕介
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