水道橋博士の衝撃の辞職:うつ病とその背景
うつ病を発症したことで5ヶ月というタレント議員最速で参議院議員を辞職して話題になった水道橋博士は、現在うつ病が落ち着いて活動を再開しているそうですね。
水道橋博士が政治家になるきっかけとなったのは、ある1つのユーチューブ動画についてTwitter(現X)にリツイートしたことだったそうです。
水道橋博士/四度目のうつ発症で最速議員辞職/師匠たけしから呼び出し/相方玉袋と1年半会ってない
水道橋博士と政治の始まり:あるユーチューブ動画からの軌跡
2022年2月13日に、金子吉友さんのユーチューブ「あつまれニュースの森」で『維新の闇!大阪市長松井一郎の経歴を調べたらヤバかった!』というタイトルの動画を水道橋博士が見たことから物語は動き出します。
その動画を見て水道橋博士は、旧Twitterに「これは下調べがすごいですね。知らなかったことが多いです。
維新の人たち&支持者は事実でないなら今すぐ訴えるべきだと思いますよ(笑)」とツイートしたそうです。
すると、当時の大阪市長である松井一郎さんから「水道橋博士は有名人で影響力があるのでリツイートされた方も同様に法的措置をします」と書き込まれたそうです。市長からこう言われると怖いですね。
この書き込みに水道橋博士は威圧的な風潮を感じて、完全にスラップ訴訟だと思ったそうですね。そして、松井一郎さんのスラップ訴訟に対して戦うことを心に決めたそうです。
松井一郎さんが水道橋博士のTwitterに訴訟の書き込みを行ってから2ヶ月後、2022年4月に松井一郎さんが水道橋博士を実際に名誉棄損で訴えます。
水道橋博士はそれを受けて、5月15日にれいわ新選組の街宣に突撃で参加して松井一郎さんから訴訟を起こされた旨を伝えたそうです。
そして、「反スラップ訴訟法を国会で作ってください」と山本太郎さんに言ったそうですね。すると山本太郎さんから「水道橋博士さんが国会に乗り込んで法律を作ってはいかがですか?」と返答が来たそうです。
その時に少し考えた水道橋博士でしたが、選挙に出馬するための供託金600万円が用意できないので出馬は難しいと言ったそうですね。その言葉を聞いて山本太郎さんが「供託金は党で出します」と言ってきたそうです。
山本太郎さんとしても水道橋博士が仲間に加わった方が戦力だと思ったんですね。お金の面がなんとかしてもらえるということで水道橋博士は、参議院選挙の出馬宣言を数日後に行ったそうですね。
議員としての試練:政策秘書不在と映画撮影、そしてうつ病の再発
出馬宣言をする前に師匠であるたけしさんに相談に行った際に「師匠と弟子の関係はそのままで大丈夫だし、出馬も止めないが、一切の応援もしない」と言われたそうです。
たけしさんから師弟関係を解消されるようであれば出馬はしないと消えていた水道橋博士でしたが、その部分が問題なかったので心置きなく出馬を決めたそうですね。たけしさんとの関係がとにかく一番なんですね。
水道橋博士が出馬宣言をしてから7月10日の投開票まで3ヶ月も時間がない状態でしたが、全国を回って選挙活動を行った結果、約12万票でれいわ新選組の議員として当選を果たすことになりましたね。
普通の議員は7月10日に投開票があって8月3日に臨時国会があるまでに政策秘書を決めますが、水道橋博士が当てにしていた人が外れたり、他の人を人選で面接したものの適任が決まらなかったそうです。
政策秘書がいないことですべてを自分で用意して頭に入れて国会で答弁しなければいけなかったそうですが、議員が頭に入れなければいけない知識量はとても自分1人では追いつく量じゃなかったそうですね。
国会の準備など議員の仕事に加えて、議員になる前から決まっていた俳優の仕事で『福田村事件』という映画の撮影も重なってきたことで完全にキャパオーバーだったそうですね。
真夏の選挙でコロナにも感染して精神的にも肉体的にも限界に達した水道橋博士はうつ病を発症してしまいます。水道橋博士は過去10年で4回もうつ病を発症しているそうです。
水道橋博士の議員としての進退
議員の進退について山本太郎代表と対面電話をした時にはうつ病を発症していたので「もう明日から国会には来ないでください。全てこちらで対処します」と言われて、辞職に向けて準備を進めることになったそうです。
水道橋博士は家で明らかに口数が少なくなっていたそうで、うつ病を発症していることはかなり早い段階で奥さんは気付いていたそうですね。奥さんは何度も見て来たでしょうから分かるでしょうね。
法律的には6年間ずっと休職にすることもできるそうですが、休職中も歳費を貰えてしまうのは国民も許さないし、精神的に耐えられないからすぐに議員辞職したかったそうです。
しかし、色々な手続きや主治医の診断を貰うなど3ヶ月の議員休職を経て辞職することになったそうですね。休職中でも家にはかなりの記者が来ていて、家の前から帰らないので対応していたそうです。
休職中にまで取材に来るなよという気持ちもあるけど、「芸人は生き恥をさらしても人前に出てそれを見せるんだ」というスタンスの考え方を水道橋博士は持っているそうです。
水道橋博士の政界経験と今後の活動
2023年1月に参議院議員を辞職した水道橋博士でしたが、選挙そのものは面白かったものの出馬して良かったとは思っていないそうですね。ただし、政治家という仕事がいかに難しいかは肌で感じたそうですね。
素晴らしい政策秘書とチームがあるのも要因ですが、山本太郎さんが俳優からあそこまで頑張ってやっている凄さは自分がやってみてよく分かったそうですね。
良くも悪くも政治家には切り替えと割り切りが必要不可欠だそうです。自分のように考えすぎたり拘り過ぎる性格は向いていないそうですね。
議員を辞職した水道橋博士ですが、政治家の時に他人に貢献できるようなことをしたいと思って出馬した気持ちは間違いないので今後はその延長上にあることをしたいそうです。
ただし、自分の3人のこどもはまだ学生なので生活費は稼がなければいけないそうで、引退してゆっくりというわけにもいかないそうですね。
頂ける仕事はなるべく受けるようにしながら、もともとインタビュアーなので自分のユーチューブチャンネルで色々な人と対談はやっていく予定だそうです。
コンビ歴40年になる相方の玉袋筋太郎さんとは1年以上顔を合わせていないそうです。10年で4回もうつ病を発症したのもあって相方には申し訳ないと思っているそうですね。
相方とは事務所が違うという特殊な関係になっているので自然と会うということもなくなったそうですが、水道橋博士としては相方と関係を戻してお笑いの活動もやっていきたいと思っているそうです。
喧嘩をしたとか特別なきっかけによって仲が悪いわけではないけれども、酸いも甘いも一緒に経験してきた相方と死ぬまでには元の関係に戻すつもりがあるそうです。お笑いのコンビ関係って特殊で難しいイメージありますよね。
水道橋博士の人生観とメッセージ
うつ病を発症して参議院議員を辞める際に、師匠であるたけしさんにはメールをしたそうです。「死んで詫びたいと思うほど切羽詰まりました」と報告すると、とにかく一度顔を出せと返信が来たので会ったそうですね。
その時にたけしさんはずっと昔の思い出話などをして、ただただ楽しい空間を作ってくれたそうです。その雰囲気が心地よくて、一度関係が壊れてしまった人ともこんな風に再開して笑い合いたいと思ったそうです。
これからは「昔国会議員だったんだよ」と言う感じで生きるのではなく、自分の体験や痛みや苦しみや病気の模様も隠さずに語って、うつ病を4回発症している自分が元気に生きている姿を布団から立ち上がれないような状態の人が見て、この人が大丈夫なら俺は大丈夫かも知れないと思ってもらえるような姿で生きていきたいそうです。
水道橋博士
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