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松本俊彦の現在:精神科医としての30年の軌跡

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松本俊彦:薬物依存症研究の最前線で

精神科医の松本俊彦さんは、『国立精神神経医療研究センター』の薬物依存症を研究している薬物依存研究部のセンター長をやっているそうですね。現役で治療と研究の最前線の現場に立っているそうです。

精神科医歴30年で56歳だそうです。普段は基本的に薬物依存症の患者さんを診察しているそうで、覚せい剤や大麻、睡眠薬や抗不安薬の依存症の人が多いそうですね。

違法薬物を使用している人は病院に行くと医者に警察に通報されるのではないかと思って行かない人が昔は多かったそうです。

ただし、現在では「刑罰よりも治療」という発信をメディアなどですることによって薬物依存症の人も病院に行きやすくなっているそうですね。

松本俊彦:医者と患者の信頼関係

医者の守秘義務は刑法によって定められているので憲法の次に重要なものだそうです。
違法薬物を使用している患者を通報しても守秘義務違反にはなりませんが、医者としてどちらを選んだ方が患者のメリットになるか考えて行動すれば良いそうです。

だから患者さんが診察室の中で医者に「また違法薬物を使ってしまった」と告白しても患者を治すことが医者の仕事なので通報しなくても問題はないそうですね。

違法薬物を使ってしまっても秘密は守ると言っているので精神科自体の敷居が低くなっているそうです。昔は精神科に通院していると聞くとちょっとヤバい人なのかなっていうイメージもありましたよね。

現在はドラッグストアが増えたので、そこで市販薬を買って使い方を間違って依存症になる人も若者に増えているそうです。

例えばある種の市販薬の中には、ヘロインやモルヒネの仲間のような覚醒剤原料が少量入っていたりするそうです。それを大量に摂取すればコカインとヘロインを混ぜて使ったような効果になるんですね。

国としても高齢化社会になって病院に行く人が増えると医療費がどんどん重んでいくので、それを防ぐために市販薬でなんとかするのを推奨していたりするそうです。

セルフメディケーション税制といって市販薬の領収書を取っておくと確定申告の時に医療費控除の対象にしたりできますよね。

ロキソニンなんかはカフェインを入れることで辞めにくくして延々と市販薬を飲み続けるようにするような、医療目的ではなくビジネス的に混ぜることもあるそうです。

松本俊彦:市販薬の乱用と薬物依存

製薬会社も新製品を出していかないと売れないので「新成分〇〇配合」「○○エース」「○○プレミアム」など、色々な成分を入れてそれが乱用とか依存に繋がっていくものもあるそうですね。

どこの国でも市販薬はありますが、日本は漢方の文化で色々なものが中に凝集されて万病に効くという薬が好きな傾向があるそうです。混ぜる文化のおかげで儲かる日本の製薬会社があるんですね。

ビックモーターの中古車販売や美容業界なんかもそうですが、製薬会社の闇も深いですね。

松本俊彦:ダルクでの役割と回復支援

松本俊彦さんは薬物依存者の回復と社会復帰支援を目的とした支援施設『ダルク』の理事を10年やっているそうです。自分と同じような境遇にあるグループみたいな存在は依存症の回復にとても有効だそうですね。

人生で上手くいかない時は誰にでもあって、自分が不幸のどん底にある時に気持ちを分かってくれる存在が未来への希望に繋がるそうです。

薬物依存症のみだという人は案外簡単に辞めれたりするそうですが、何度も繰り返し失敗してしまう人はメンタルヘルスの問題があるそうですね。

そういう人はうつ病やPTSDなど依存症以外の問題を治療していかないといけないそうです。薬物依存症のみの人は少なくて、基本的にはメンタルヘルスの問題が付いてくるそうですね。

松本俊彦:アルコール依存症への警告

松本俊彦さんとしては、1番怖い薬物はアルコールだと思っているそうです。簡単に手に入るというのもありますが、内臓がボロボロになって脳が縮むのはアルコールが一番だそうです。

もちろん適量を飲んだりするのは良いですが、自分の人生が上手く行かない時にお酒で乗り越えようとして、お酒にコントロールされて生きるようになる人が結構いるそうです。

お酒はほどほどにというのは当たり前ですが、「飲まないとやってられない」という言葉があるようにそうはいかない人が多いそうです。

松本俊彦さんは神奈川県の小田原が出身だそうで、医療家系ではなく父親は不動産屋をやっていたそうです。今は父親を尊敬しているそうですが、子どもの頃は父親みたいにはなりたくないと思っていたそうですね。

父親は「世の中は金だ」というような昭和臭漂う金の亡者だったそうで、商売として不動産が儲かっていたんでしょうね。母親は普通の専業主婦の家庭に育ったそうですね。

小田原は集落を受け入れられない城下町という雰囲気の場所で、松本俊彦さんは大学生になったら下宿して町を出たかったそうです。

しかし、父親が「家から普通に東京の大学に通えるだろ、医学部だったら別だけど」と言われたので、小田原を出ていきたい一心で医学部の受験を選択したそうです。

当時は私立の医学部は学費が高くて、庶民が医者になるには国公立の医学部に行くしかなかったそうですね。松本俊彦さんは一浪で猛勉強して19歳で佐賀県の国立医学部になんとか入学できたそうです。

大学は6年ですが、その大学は講義の出席は取らないので留年などはなかったそうです。10年以内に単位を取ればオッケーで、その代わりに10年で単位を取り切れなかったら除籍になるという大学だったそうです。

出席が取られないので松本俊彦さんはあまり講義に出ていなかったそうですが、最後の方は頑張って結果的に6年で卒業できたそうですね。

哲学の本などをよく読んでいた松本俊彦さんは、大学を卒業する頃には精神科が良いなという気持ちになっていたそうです。文系の医学部生が選んだのは精神科医だったんですね。

松本俊彦:キャリアと将来の展望

大学を卒業した松本俊彦さんは大学病院で研修を2年間やったそうです。その後、横浜にある『国立横浜病院』に1年勤務したそうですね。

そこから『神奈川県立精神医療センター』で4年間勤めた後にまた大学病院に戻って4年間勤務したそうです。

松本俊彦さんは大学生の時に精神分析の本をたくさん読んだそうですが、実際に働いてみるとまったく役に立たなかったそうですね。

患者の話を長い時間たくさん聞いて心の深い所まで探れば患者も喜ぶし病気も良くなると思っていたそうですが、現場では聞き過ぎることが逆にこじらせてしまう場合もたくさんあったそうです。

精神科医をやっていて一番の失敗というのは、患者が自殺してしまうということだそうですね。精神科医は取り返しのつかない失敗は少ない分野で、患者が生きてさえいればリカバリーしながらケアもできます。

患者さんが自殺しやすいタイミングは、前の精神科医が長く診た人を引き継いだタイミングが危険だそうですね。患者が慣れていない精神科医にバトンタッチした時の少しの心境の変化で自殺してしまうんですね。

前の精神科医から文字面で患者の精神状況を引き継ぎますが、やはり心の繊細な部分までは文章だけではわからないそうです。対面して会話してみないと感じられないことってありますよね。

松本俊彦さんは精神科医になって6年目にジャンケンで負けて依存症研究をやることになったそうです。依存症研究は不人気分野で、教科書にも載っていないようなことがたくさんあるので難しいそうです。

それでもアルコール依存症に関しては歴史があるので事例も多いですが、薬物依存に関してはかなり分かっていない部分が多かったそうです。

研究をして論文を出すと層が薄い不人気分野なので目立ちやすく、気付いたら博士号を取得出来たり第一人者みたいに思われたりしたそうです。ライバルが少ないので業界で貴重な存在なんですね。

実は松本俊彦さんもニコチン依存症とカフェイン依存症だそうです。自分も依存症があったので依存症研究にも興味が湧いたんですね。

10代で依存症になる人達は凄い虐待を受けたりいじめを受けていたりするそうです。それによって人を信用できなくなるなど精神に取り返しがつかない後遺症を残すことに繋がるそうです。

著名なミュージシャンや芸能人を診察することもあるそうですが、逆にそういうトラウマが一方で独特の感性になっていて人々を魅了することに繋がっているんじゃないかと思う部分もあるそうですね。

病気スレスレの所から来るオリジナリティもあって、悲惨な虐待経験が生み出す魅力で成功した芸能人もいるということです。

精神科医は患者が話をしたくないのに無理やり聞くのは絶対に良くないそうですが、患者が話したい時には必ずちゃんと聞くのが大事だそうです。

ただし聞いた後はしっかりと心に蓋をしてあげてから帰ってもらわないと、蓋が空いたまま帰ってしまうと自殺してしまうこともあるそうです。

密室での診察である種のトリップを起こして当時の状況の中にいるかのような錯覚の中で話をして、診察室を出てから当時の状況を思い出してパニックを起こしてしまうんですね。

最近のジャニーズの性加害問題で言うと、男性の性被害は女性の性被害以上に人に話すことができない人が多いそうです。やはり男として恥ずかしいというのが先行するんですね。

ジャニー喜多川さんから性加害を受けた人を守ってあげなければいけないという世の中の雰囲気が高まってきているから、性加害にあった元ジャニーズも次々と名乗りを上げる人が増えていると感じているそうです。

女性の性被害は加害者が男性のことがほとんどですが、男性の場合は加害者が女性の場合もあるそうです。例えば、学生の時に年上の女性からエッチなことを無理やりされたなどですね。

そういうことは誰にも相談できない人が結構いるそうです。それでも勇気を出して相談したら「筆おろしは年上のお姉さんで良かったじゃん」などと言われて被害として受け取ってもらえないことも多いそうですね。

そんな事情もあって男性で性被害を受けた人は、性被害のトラウマを拭うためにセックス依存症になったりするそうです。自分が男だと強烈に誇示するための行為としてセックスをするそうです。

精神科医は患者さんに劇的なセラピーとか魔法使いみたいなことをして治すわけではないので、医者が良くも悪くも同じような格好で何曜日の診療には必ず居るっていうのが患者からしても一番の安心感だそうです。

時には患者さんの嘘を聞き流すことも必要だったりするそうですね。そういった見極めは経験でしか鍛えられていかない部分で、精神科医を長くやっていると自然にできるようになったそうです。

医者には定年がないですが、松本俊彦さんとしては難しい患者さんを診れるのは70歳くらいまでだと思っているそうですね。現在56歳なのでまだ10年以上は診れますが、ギリギリまで現役ではいたいそうですね。

第一線を退いたら好きな分野の本でもゆっくり執筆してみたいなと思っているそうです。

松本俊彦

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